※読者プレゼントをご用意しています。
詳しくは、『令和時代の公用文 書き方のルール』特設サイトをご覧ください。
なぜ「令和時代の公用文」なのか
公用文のルールには、「公用文作成の要領(昭和27年内閣官房長官依命通知別冊)」がありました。これを元に、多くの自治体も「文書事務の手引」などを作り、日々の文書事務を行っていました。しかし、この「公用文作成の要領」は、70年も前のものです。「タイプライター」に関する記述があるなど、時代にそぐわない部分もありました。
そこで、文化庁の文化審議会国語分科会(以下、国語分科会)は、「これからの公用文の在り方」について審議を行いました(平成30年度~令和2年度)。その結果、建議「公用文作成の考え方」(文化審議会)(以下、建議2022)が公表されました。本書では、これに沿って公用文の書き方を解説しています。
ここに記されている新しい公用文のルールには、
- 読点には、原則として「,」(コンマ)ではなく「、」(テン)を使う
- 1文が50~60字程度になってきたら、読みにくくなっていないか意識するとよい
- 情報発信を「書き言葉によるコミュニケーション」と捉える
などの画期的な提案もあります。
このような最新の「公用文のルール」を紹介するという意味で、本書に「令和時代の公用文」と付けました。
本書は次のような方にお勧めです
- 府省庁の職員の方
- 地方自治体の職員の方
- 弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士など士業の方
- 国や自治体と、仕事上の文書のやり取りをする方
- 公式文書の書き方のルールを知りたい方
本書を読むと次のものを手に入れることができます
- 漢字で書くのか平仮名にするのかなど、表記で悩まずに済む
- ウェブサイトや広報紙(誌)などで専門的なことを伝えるときの、わかりやすさと正確さのバランスがわかる
- 政策や制度、手続きの説明を、どう書いたら理解してもらえるのか、どこまで詳しく書くべきか、判断基準がわかる
- 読み手に理解してもらえる文章の構成方法がわかる
- 客観的、効率的な文章の校正方法がわかる
「建議2022」を作成した国語分科会国語課題小委員会(以降、「小委員会」)には、言語学者や国語教育、メディアなどの専門家の方々が、委員として参加していました。この委員の方々は、言葉の専門家ではありますが、行政の専門家ではありません。そこで、私が有識者として招へいされました。
私は元公務員です。行政文書の読み書きは20年ほど行っていました。また、広報課に所属していたため、公用文と広報文のルールが違うことも知っています。さらに現在は、コンサルタントとして全国で研修をし、相談を受け、アドバイスをしています。
そのような経験から得た知見を、小委員会でお話ししました。そのとき私がお話したことを受け……と言うのも僭越(せんえつ)ですが、公用文の分類や書き方のルールなど、新しい時代に即したものが提案されるに至りました。それを本書では、余すところなくご紹介しています。
「伝える」のではなく「伝わる」文章を書くために、ぜひ、本書をお役立てください。
| 令和時代の公用文 書き方のルール〈改訂版〉 | ||
|---|---|---|
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著者 | 小田順子 |
| 定価 | 2,640 円(税込) | |
| 単行本 | 240ページ | |
| 出版社 | 学陽書房 | |
| 発行年月 | 2025年11月12日 | |
| ISBN-10 | 4313151605 | |
| ISBN-13 | 978-4313151604 | |
目次(抜粋)
第1章 公用文の分類と基本的な考え方
- 公用文のあり方
- 公用文の分類
- 広報文への書き換え例
- 「分かり合うための言語コミュニケーション」(報告)
- 「やさしい日本語(Easy Japanese)」
- 広報とは?
- AIと公用文
第2章 表記の原則
- 仮名遣い
- 外来語の表記
- ローマ字のつづり方 詳細
- 範囲の書き表し方
- 広報文での「。」の使い方
- 広報文での「、」の打ち方
- 公用文Ⅰ・Ⅱでの表記に関する決まり
第3章 漢字の使い方
- 常用漢字表はPDFファイルを活用する
- 常用外漢字(音訓) の書き換え例一覧
- 「障害」? 「障碍」? 「障がい」?
- 送り仮名の付け方
- 替える? 換える? 「異字同訓」の漢字の使い分け
- 字体は通用字体、印刷標準字体を使う
- 手書き文字と印刷文字
第4章 用語の使い方
- 専門用語の説明の仕方
- 「及び」、「並びに」の解釈と使い方
- 「又は」、「若しくは」の解釈と使い方
- 広報文では「及び」「並びに」「又は」「若しくは」は使わない
- 広報文で使わないほうがよい接続詞
- あいまい語
- 違和感や不快感を与えない言葉の使い方方
第5章 文の書き方・文体
- 一文の長さ─「短いは正義」
- 平易度を計測できるツール
- 文の成分と順序
- 文章作成ソフトでの校正
- 修飾節、述部の書き方
- 述部に漢語を使うことのメリットとデメリット
- 敬体と常体
第6章 情報の示し方(文章の書き方)
- 結論は冒頭で示す
- 「読み手視点」で文章の骨組みを考える
- タイトル・見出しの付け方
- 文章作成ソフトでのタイトル・見出しの設定方法
- AIへの指示文(プロンプト)の書き方
- 広報文の目的は「行動変容」
- 「聴く力」が鍵を握る
- 前例踏襲から前人未踏へ
付録
- 送り仮名の対照表(公用文と広報文)
- 経済用語の組み合わせ表
- 敬語の使い方
- 本書で引用している文献一覧(QRコード付き)









